仮想通貨

こんにちは、クロカレ君です!

前回から仮想通貨の運用方法について、黒松先生から教えていただいたことをもとに私の見解をお話させていただいています。

1回目は『仮想通貨がギャンブルだと思われる理由』についてお話しをさせていただきました。

仮想通貨って、本来は『中央集権的な金融制度を見直して、個々人が金融機関を必要とすることなく送金することができる仕組み』を作るために設計されたもので、投資目的ではないんですよね。

にもかかわらず、ネガティブなイメージが湧いてくるのは、やっぱり周りの環境が仮想通貨を『投資商品』しているからだと思います。

そこで今回は、仮想通貨を取り巻く環境についてお話しをしていきたいと思います。

仮想通貨の生みの親『サトシ・ナカモト』

仮想通貨は、どこかの国が作ったわけでも、会社が作ったわけでもありません。

その始まりは2008年11月、インターネット上に公開された一つの論文でした。

2008年11月、『サトシ・ナカモト』という日本名である論文が投稿されました。

Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System

―bitcoin.orgより―

日本語版

ビットコイン:P2P 電子マネーシステム

―coincheck.blogより―

見ていただければわかるのですが、この論文には

『純粋なP2P電子マネーによって、金融機関を通さない甲乙間の直接的オンライン取引』

とその実現技術について述べられていて、投資の可能性については一切触れられていません

つまり、本来の仮想通貨の利用用途は、投資ではなかったのです。

仮想通貨の価値変動

2011年、仮想通貨が世界中で認知されていくと同時に需要が大きくなり、爆発的な値上がりが進みました。

需要が大きくなればなるほど、その価格が上昇するのは、他の通貨や物と同じですね。

でも仮想通貨の場合は、その振れ幅が桁違いだったのです。

仮想通貨の価格変動
■2010年5月:0.2円/BTC
■2011年6月:1,400円/BTC

振れ幅としては7,000倍。(もう%で表すのが面倒になります(笑))
1万円が7,000万円に化けたことになります。

たった1年でここまで価格の高騰が進むと、仮想通貨を購入して保有し、価格が上昇したタイミングで売却する、という、本来の目的から外れた、投資的視点で仮想通貨を利用する方々が生まれてきてしまうのも仕方がないとも思います。

投資にはリスクがつきもの

昔から言われていることですが、投資にはリスクがつきものです。

仮想通貨を投資的視点でばかり利用していると、やはり同じようにリスクにさらされます

次回は、仮想通貨を投資として利用する際のリスクについてお話ししていきます。